secondtrilogy: 2006年1月アーカイブ

スターウォーズ9部作説のように、ジェリーブラッカイマーの「パイレーツ・オブ・カリビアン」六部作発言が一人歩きし始めている感があるが、「パイレーツ・オブ・カリビアン3」の後にあと1作というのが現実的なところだろう(スピンオフを除いて)。
その1作がどうなるかが問題なわけで…
すでにブラッカイマーは、今後のことを考え、(*1)ブラックパール号のセットを保存することを明言しているが、ブラックパールのセットだけというのは考えにくく、使い回せる可能性のあるセットは保存するメリットなどを考慮されたうえ、保管されることになるだろう。特に不気味な装飾を施された見事なフライングダッチマンのセットや船は、その可能性は高いかもしれない。デイヴィ・ジョーンズのスピンオフが実現すれば使用できるわけだ。もし実現しなくてもディズニー施設に(*2)展示や移設することでの、再利用も考えられる。

話が少し反れたが、このセット保存発言は、プロデューサーの発言としてなんらおかしいことはない。単純に次回作で使うことができれば、その分製作費を浮かすことができるわけで、続編を狙っているプロデューサーのジェリー・ブラッカイマーから出るべくして出た言葉だろう。
だが、やはりこの発言は別の意味で気になる発言なのだ。
というのも…

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(*1) 次回作で使うためセットが保存された例は以前にもある。ティム・バートンの「バットマン」では、続編のためイギリスのパインウッドスタジオに建設されたセットが保持された。だが、結局続編の「バットマン・リターンズ」はLAで撮影されることになり、セットは再度使用されることはなかった。

(*2) ディズニーではないが、ケビン・コスナー主演の「ウォーターワールド」では、撮影終了後セットがユニバーサルスタジオの同映画をテーマとしたアトラクションの一部として使用された。

2すらまだ公開されていない今、すでにプロデューサーのジェリー・ブラッカイマーが更なる続編を構想している。
こちらの記事を参照:「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズはまだまだ続きます?

上記記事にあるとおり、どちらにしても「パイレーツ・オブ・カリビアン2・3」の成功にかかっているが。できるかどうかは別として実際に3部作を作るとなると必要な時間、予算、労力は計り知れない。加えて知名度の高くなった俳優たちのスケジュールを調整し再結集させなければいけなくなるため、ハードルは高くなる。そうなると他の方法を取るしかなくなるのも事実だ。

最近のハリウッドの傾向として続編の作り方が、ただの続編ではなくスピンオフ(わかりやすい例で言えば「踊る大捜査線」の「交渉人」「容疑者」などがスピンオフだ。簡単に同じ世界観の中で違うキャラクターを中心に置いた作品だ。)や前日譚(最近有名なのは「スターウォーズ」シリーズ)と様々な形態を取るようになって来た。

自身のプロデュースした映画でこの手法を使ったことはないものの、TVシリーズのプロデュースも行っているジェリー・ブラッカイマーは自身のTVシリーズ「CSI:ラスベガス」(日本ではAXNで「CSI:科学捜査班」として放送されている。)の人気から「CSI:マイアミ」「CSI:ニューヨーク」とスピンオフシリーズを次々と生み出している。

そう、ここで言いたいのは「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズのスピンオフの可能性だ。

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プロデューサーであるジェリー・ブラッカイマーは自身のプロデュース作「グローリーロード」のプレスジャンケットで「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズを3で終わらせるつもりはないと発言した。
また、現在の撮影の進行状況について、「僕たちは撮影を再開したんだ。バハマでね。2の撮影は終わりかけてて、3も同時に撮影している。2の仕事は残り5・6日で終わるんじゃないかな。僕たちは3月に休みに入って、2の編集作業をして、夏の終わりにまた集まって3を終わらせるのさ。」と語っている。

3の後の続編の構想はCUT11月号のインタビューでも、語られていた。「僕としては、この三部作が完結したら、また新たな三部作をやりたいと思っているんだ。」「今回は撮影が終わってもブラックパール号のセットをきちんと保管しておくつもりだ。前回は撮影が終わったら、すぐに壊されてしまったから」
こういった発言など、まだ撮影が完全に終了していない中での更なる続編の構想は、ブラッカイマーが作品の出来にかなりの自信を持っていることをうかがわせる。

ただ、新たな3部作となると、俳優たちのスケジュールはもちろん予算、そして膨大な時間が必要になってくる。そういったことからすぐに実現は難しいかもしれないが、自信のプロデュース作である「バッドボーイズ」の続編製作を執念深く狙い、9年後に実現したブラッカイマーのことであるからして、時間はかかるかもしれないが実現の可能性は高そうだ。

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