2006年1月20日
どうなる「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズの今後の可能性(2)プリークェル
スターウォーズ9部作説のように、ジェリーブラッカイマーの「パイレーツ・オブ・カリビアン」六部作発言が一人歩きし始めている感があるが、「パイレーツ・オブ・カリビアン3」の後にあと1作というのが現実的なところだろう(スピンオフを除いて)。
その1作がどうなるかが問題なわけで…
すでにブラッカイマーは、今後のことを考え、(*1)ブラックパール号のセットを保存することを明言しているが、ブラックパールのセットだけというのは考えにくく、使い回せる可能性のあるセットは保存するメリットなどを考慮されたうえ、保管されることになるだろう。特に不気味な装飾を施された見事なフライングダッチマンのセットや船は、その可能性は高いかもしれない。デイヴィ・ジョーンズのスピンオフが実現すれば使用できるわけだ。もし実現しなくてもディズニー施設に(*2)展示や移設することでの、再利用も考えられる。
話が少し反れたが、このセット保存発言は、プロデューサーの発言としてなんらおかしいことはない。単純に次回作で使うことができれば、その分製作費を浮かすことができるわけで、続編を狙っているプロデューサーのジェリー・ブラッカイマーから出るべくして出た言葉だろう。
だが、やはりこの発言は別の意味で気になる発言なのだ。
というのも…
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(*1) 次回作で使うためセットが保存された例は以前にもある。ティム・バートンの「バットマン」では、続編のためイギリスのパインウッドスタジオに建設されたセットが保持された。だが、結局続編の「バットマン・リターンズ」はLAで撮影されることになり、セットは再度使用されることはなかった。
(*2) ディズニーではないが、ケビン・コスナー主演の「ウォーターワールド」では、撮影終了後セットがユニバーサルスタジオの同映画をテーマとしたアトラクションの一部として使用された。
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まずはこちらの記事をごらんください:禁断の「パイレーツ・オブ・カリビアン3」ネタバレ
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ブラックパール号は「パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト」の最後のクラーケンとの戦闘で沈みました。
そうブラックパール号は沈むのだ。ここがブラッカイマーのブラックパール保存発言の気になる部分だ。
前述の通り映画撮影以外の使い道はあるが、六部作発言にからめて発言されていることから撮影を目的とした保存なのは間違いない。
なぜ沈んだ船のセットを保存するのか?
あくまで可能性だが、「パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち」より以前のジャック・スパロウのストーリーを描くプリークェルのためではないだろうか。
プリークェルとは前日譚のことだ。以前、記事で最近のハリウッドの傾向として、映画シリーズの継続の形が単なる続編だけでなく、いくつかの形態を取るようになったことについて言及したが、その一つがプリークェルだ。(最近で有名なプリークェルはスターウォーズ新三部作だ。旧3部作の前日譚である新三部作はプリークェル・トリロジーとも呼ばれていた。)
これならブラックパールのセットを保存するというブラッカイマーの発言も納得だ。
実際、これまで「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズにプリークェルの噂がなかったわけではない。
シリーズをさらに2本撮ることは決定していたがジョニーデップの出演が1本だけになるかもしれない時期があった。この時、製作されるのは1つは前日潭でジャック・スパロウが登場し、もう1つジャックが登場しない後日譚になるかもしれないと噂されていた。(ジャックが登場する後日譚が1つと、もう1つはバルボッサのスピンオフという噂もあった。)
結局、無事ほぼすべてのキャストが2本ともに出演することになり、2本とも後日譚になったわけだ。
続く。
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