パイレーツ・オブ・カリビアン3の予想ストーリーです。ネタバレになっている可能性があるので、ストーリーを知りたくない方は、見ないことをお勧めします。
例によって、あくまで独断と偏見で「パイレーツ・オブ・カリビアンの鉄人」が構成したストーリーであり、間違っていてもあしからず。
予想精度は、パイレーツ・オブ・カリビアン2予想ストーリーを参考のこと。
「デッドマンズ・チェスト」予想ストーリー
1、シンガポールの夜
シンガポールの港
夜の港にはアジア特有の平船(通称ジャンク船)や小さな船が、ひしめきあって静かに停泊している。ひしめきあうその様はまるで迷宮といった感じだ。
その船の間を、ランプを掲げた一隻のボートが進む。ボートにはローブを着た人間と男が二人、そして男の一人は長いポールを使ってボートを操縦している。
操縦しているのはラゲッティ、ローブの人物を守るように座っているのはピンテルだ。
ローブを着た人物は誰だかわからない。
ラゲッティが静かに、そしてゆっくりと歌いだす。
ラゲッティ 「水夫になりたきゃ、よって来い…」
そこまで歌うと彼は歌うのを止め耳を澄ます。一時の静寂。
ラゲッティ 「歌詞を間違えたかな?」
今度はピンテルが歌う。
ピンテル「水夫になりたきゃ、よって来い…」
闇の中から、その歌の続きが聞こえる。声の主は男のようだ。
男「俺のところへ、ぶちのめせ」
ラゲッティは声のするほうに、ボートの進路を変える。歌い手は背の低い東洋人のようだ。
彼はうつむき加減で魚を内臓を取り出して洗っている。
彼は、少しだけ顔を上げボートを見る。
ラゲッティは歌詞の次の部分を歌いだす。
ラゲッティ「恐れることなき香港から来たクリッパー船・・・」
その部分が歌い終わる前に、暗闇から別の声が。老婆だ。
老婆「時間をよこせ、ぶちのめすために…」
老婆は海に浮いた小さな船着場で洗濯物を洗いながら、ボートに向かってにこのまま進むようにと身振りで伝える。
歌を続けるラゲッティとピンテル。ラゲッティとピンテル「グログ酒よこせ、さすれば歌わん。」
彼女の先にある船着場に大きな影。大きな影が答える。すこししわがれた男の声だ。
大きな影の男「俺のところへ、ぶちのめせ!」
その影が振り返る。バルボッサだ。バルボッサの横には十数人の東洋人兵士が待機している。
バルボッサはボートのピンテルとラゲッティに指示を出す。
バルボッサ「降ろせ。」
ピンテルとラゲッティは立ち上がり、乗っていたローブを着た人物を桟橋に降ろす。そのまま、バルボッサたちは、その人物と進もうとするが、一人の兵士が彼らを制止する。
その兵士は、そのローブの人物のローブを剥ぎ取る。そのローブの人物はティア・ダルマ…ではない…ティア・ダルマそっくりの格好をした女性、エリザベスだ。手は縄で縛られている。
バルボッサは、その兵士に囁く。
バルボッサ 「無礼を働くなよ。ヴードゥーの呪術師ティア・ダルマだぞ。」
その兵士はローブを剥ぎ取ったものの、彼女は本物でないことはわからないようだ。
兵士にニヤリと不気味に微笑むティア・ダルマそっくりのエリザベス。その不気味な笑顔に後ずさる兵士。
ティア・ダルマ「安心おし、呪いやしないよ。」
エリザベスを囲んで桟橋を進む一行。 桟橋の先には、大きな寺院のような建物が建っている。
兵士たちは、連れているティア・ダルマが偽物であることに気付かなかったが、もう一つ気付いていないことがあった。自分たちの同じ格好をした茶色の目の”海賊”が紛れ込んでいたことを。