dmc: 2006年2月アーカイブ

今年来年と公開される「パイレーツ・オブ・カリビアン」の二つの続編で新たな冒険を繰り広げるジョニー・デップ演じるジャック・スパロウメディコムトイ社のRAH(リアルアクションヒーローズ)シリーズで立体化される!
プロップ、コスチュームは劇中に登場したものを忠実に再現されており、まさにジャック・スパロウそのものだ。
ジャック・スパロウはネカ社も立体化しているが、メディコムのものは他社の追随を許さない激似度!メディコム社のジャック・スパロウは、ちょっと面長に見えるがそれは撮影角度によるものだろう。

ちなみにRAHシリーズでジョニー・デップが演じたキャラクターが立体化されるのは「チャーリーとチョコレート工場」のウィリー・ウォンカに続いて2度目。ウィリー・ウォンカの頭部はジェントル・ジャイアント社でスキャンされたものだったが、今回のジャック・スパロウは同じものではなく新造型のようだ。

ジョニーデップ演じるジャック・スパロウの後ろに見える怪しいタイツ男。そしてオーランド・ブルーム演じるウィル・ターナーを囲む怪しいタイツ男たち・・・もしかしてかなり怪しい彼らが今回の敵役なのか!?











ジャック・スパロウ

ウィル・ターナー

彼らが敵かと言えば、半分当りで半分外れ。
実は、彼らはモーションキャプチャー用のスーツを着た俳優たちだ。
彼らの動作はデータとして保存され、その後ILMによってCGキャラクターに置き換えられるのだ。

置き換えられるキャラクターの姿はこちら↓
関連記事:パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト デイビィ・ジョーンズに魂を捕らわれた海賊たち

「パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち」の製作当事は、モーションキャプチャーと言えば、このタイツに付いた玉を検知するセンサーがある専用のスタジオで別取りされるのが通例だったが、技術進歩によって別スタジオでなくても現場でモーチョンキャプチャーができるようになった。
(「ロード・オブ・ザリング 王の帰還」スペシャルエディションDVDでも現場でモーションキャプチャーを見ることができる。)
そのため、ピンポンタイツ男たちは専用スタジオを飛び出して撮影セットに登場したわけだ。

「パイレーツ・オブ・カリビアン デッドマンズ・チェスト」で「パイレーツ・オブ・カリビアン」ワールドは1作目の「パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち」よりスケールを大きくし、続く来年公開の「パイレーツ・オブ・カリビアン3」では舞台の一部が東洋になるなど、さらにそのスケールは広がりを見せることになりそうだ。
そんな「パイレーツ・オブ・カリビアン」ワールドのスケールを大きくし、新たな一面を加えるのは「パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち」の脚本を書いたのと同じ脚本家陣、スチュアート・ビーティー、ジェイ・ウォルパート、テッド・エリオット、テリー・ロッシオだ。この中でテリー・ロッシオとテッド・エリオッドは一緒に仕事をする脚本家コンビとして有名だ。
彼らが共同で手掛けた脚本にはディズニーの「アラジン」やドリームワークスの「シュレック」などがある。
また「パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち」を普通の海賊映画とは一味違う海賊映画にしている要因のひとつである「海賊が月夜に当たると朽ち果てた骸骨の姿になる」という案は彼らによるものである。彼らは「カリブの海族」が元々持っていた超自然的な要素を見出し、ストーリーに組み込むことで、映画を成功に導いたのである。

さて、海賊映画+超自然的要素=「パイレーツ・オブ・カリビアン」という公式は、「パイレーツ・オブ・カリビアン デッドマンズ・チェスト」「パイレーツ・オブ・カリビアン3」にも引き継がれているが、「カリブの海賊」の超自然的要素は1作目で使用してしまっているため、使い回しはできない。そうなると新たな超自然的要素を見つける必要がある。
また続編の定番である大きくなるスケールを埋める新たなネタ元も必要だ。
こういったネタ元を脚本家陣はどうしているのか?何をネタ元にしているのか?

現時点で判明しているいくつかの事柄をまとめてみる。

1.「パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち」の初期稿没案の再利用。

「パイレーツ・オブ・カリビアン」の初期稿では、完成した映画の名前は違うがノリントンに当たるキャラクターと、バルボッサに当たるキャラクターが手を組んでカリブ海の支配を目論むというストーリーがあったったが、改稿の末その案は不採用となった。
この案は「パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト」「パイレーツ・オブ・カリビアン3」ではスケールを大きくなり、オランダ東インド会社がカリブ海支配を狙ってカリブ海に進出してくるという案に変化し組み込まれている。

2.実在の人物を登場させる。

チョウ・ユンファ演じるサオ・フェン(張保仔:チャンポウチャイ Chi Sao Feng )は歴史上実在した海賊だ。
香港には張保仔洞という張保仔が財宝を隠したといわれる洞窟が観光名所にもなっている。
また悪名高い海賊“黒髭”も登場する。
こういった実在の人物が「パイレーツ・オブ・カリビアン」風のアレンジを加えられて映画に登場する。

そして・・・
3.海にまつわる神話・伝説をストーリーに組み込む

これが2・3の世界の拡張を一番手助けしており、「パイレーツ・オブ・カリビアン デッドマンズ・チェスト」のファンタジー色の強くしている要因でもある。

まず、「パイレーツ・オブ・カリビアン デッドマンズ・チェスト」でジャック・スパロウを追い詰めるデイビー・ジョーンズは有名な海の悪霊の総称だ。彼の名前が入った「デイビー・ジョーンズのロッカー」という言葉は「海の奈落」を意味する慣用句になっている。
こちらの記事を参照:
パイレーツ・オブ・カリビアン2 デッドマンズ・チェスト- 悪役はコイツだ!!
パイレーツ・オブ・カリビアン2 デッドマンズ・チェスト- 悪役はコイツだ!!(2)

デイビー・ジョーンズの船の名前“フライングダッチマン”は世界最古の幽霊船の伝説に登場する船の名前から取られている。
この「フライングタッチマン号」の伝説はいくつかの説があるが、一番有名なのは、喜望峰付近で、神の「引き返せ」という警告を無視したため、神罰によって遭難しこの世と煉獄の間を彷徨い続けることになったオランダ人の船あり、その幽霊船が喜望峰近海で目撃されるという伝説だ。その船には骸骨になった船員が1人残って操縦を続けているのだという・・・
この伝説は詩人や作家に影響を与え、ドイツの詩人ハインリッヒ・ハイネの詩や、その詩に着想を得たワグナーの戯曲も存在する。
関連カテゴリー:フライングダッチマン号

また、先日明らかになったポスターや予告編で分かるように「パイレーツ・オブ・カリビアン デッドマンズ・チェスト」には世界各地の海の言い伝えに登場する巨大イカorタコが登場する
同じディズニー作品である「海底二万マイル」で巨大イカが登場している。

また海の女神であるカリプソの登場も噂されている。
この他にも、海にまつわる神話・伝説が盛り込まれる可能性は高そうだ。

先日、フランス版をご紹介した「パイレーツ・オブ・カリビアン デッドマンズ・チェスト」のアメリカ版ポスター。

図柄は言語が変わっただけでまったく同じ。アメリカ版とヨーロッパ版では図柄が違う場合もある(例:「チャーリーとチョコレート工場」。日本版はヨーロッパ版と同じ)のだが、「デッドマンズ・チェスト」では同じ図柄のようだ。日本版も同じ図柄になる可能性大か?







usposter.jpg

「パイレーツ・オブ・カリビアン デッドマンズ・チェスト」フランス版ワンシートポスターが公開された。
ワンシートとは27×40インチのポスターのサイズの種類。












フランス版ポスター

ディズニーの2005年の年次報告書の表紙が、主役3人が載ったほとんど同じ構図のものだったのですが、まさかそれが本当にポスターになるとは思っていませんでした。
「デッドマンズ・チェスト」に登場する新たな要素が入っているのは当たり前として、主役3人自体は「パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち」のときに撮影されたものの使いまわし・・・
この点が、残念というのが正直なところ・・・

ディズニー2005年次報告書表紙
frenchposter.jpg

私はこのポスター、ちとダサいと感じているのでUS版、日本版は違うバージョンのものになることを祈りたい。

オーランド・ブルーム演じるウィル・ターナーとステラン・スカルスゲールド演じるブーツストラップ・ビル・ターナーの撮影の合間に撮られた画像。後方に見えるセットは、この記事(デイビー・ジョーンズ詳細画像、演じるビル・ナイの面影は?)のデイビー・ジョーンズの後ろのセットと同じものと思われる。










ターナー親子

スーパーボウルはアメリカンフットボールリーグNFLの優勝決定戦だ。テレビ放送されるこのゲームの視聴率は軒並み40%を越える。国民の2人に1人が生で観戦するアメリカの国民的行事だ。毎年、このスーパーボールの合間に放送されるCM枠に映画会社各社がその年のサマーシーズンの期待の新作映画のCMを投下することが恒例となっている。
TV視聴率40%を誇るスーパーボールの合間のCMの広告料は30秒枠だけに平均200万ドルと桁違いだ。

そのCM枠に今年ディズニーが送り出したのが「パイレーツ・オブ・カリビアン デッドマンズ・チェスト」!そして以下が、そのスーパーボウルCMだ。



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