dmc: 2005年10月アーカイブ

今回も「パイレーツ・オブ・カリビアン 2/デッドマンズ・チェスト」の悪役である海の悪霊デイビィー・ジョーンズについて掘り下げてみよう。

デイビィ・ジョーンズは、船乗りに語り継がれる伝説であり、深海の悪霊の長、しばしばハリケーンや難破といった海で暮らすものの脅威の象徴として語られる。
「海のもくずと消える」は英語で「be lost to Davy Jones Locker」という慣用句になっており、その名前が登場する。このデイビィ・ジョーンズのロッカーというのは、海で死んだ者の墓場であり、その魂が行き着く場所なのだ。またデイビィ・ジョーンズは、海底をうろついて溺れた水夫を見つけては自分のロッカーに閉じこめてしまうという言い伝えもある。(どうやらこの言い伝えが2のキーポイントになっているらしい。)

実はこの悪役デイビィ・ジョーンズは1作目にも何度か台詞として登場している。

劇中インターセプター号とブラックパール号の戦いの後、捕まった仲間を助けるためウィル・ターナーが、
ブラックパール号に乗り込むシーン。ウィルが銃を自らの顎に当てて叫ぶ。「I'll pull this trigger to be lost to Davy Jones Locker」と。そう。ここでデイビィ・ジョーンズの名前が登場している。さて、それに対してバルボッサのクルーは「だれやねん?それ?」といった反応はない。
それだけ、船乗りの間では常識なのだ。

もちろんその名前は、映画のベースとなっているディズニーランドのアトラクション「カリブの海賊」の台詞にも登場している。ボートに乗って呪われた宝の洞窟を抜けると、帆船と砦の戦いに巻き込まれる。そこの帆船に乗っている船長の台詞に耳を傾けてみよう。しっかりとデイビィ・ジョーンズの名前を言っている。

ちなみに、この船長、1作目でバルボッサが言った台詞も言っているのでチェックしてみよう。

そんな有名で悪名高い奴と取引し、その取引から何とか逃げおうせてやろうとするのだから、ジャック・スパロウという人物はすごい奴である。

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「パイレーツ・オブ・カリビアン デッドマンズ・チェスト」「パイレーツ・オブ・カリビアン3」ではオランダ東インド会社がカリブ海の支配を目論み進出してくることがジェリー・ブラッカイマーのインタビューからから明らかになっている。

オランダ東インド会社:
世界最初の株式会社。1598年、アムステルダムとロッテルダムの商人たちの出資によって組織された船隊が、モルッカ諸島のバンダン、アンボイナといった香料の原産地と貿易取引を成功させたが、これにより多くの船団が原産地を目指したため、利益の減少するようになったことから、いくつかの会社が合同して1602年3月20日にオランダで設立した会社がオランダ東インド会社。アフリカの喜望峰からマゼラン海峡にいたる地域で独占的な貿易を認められていた。会社といっても商業活動のみでなく、条約の締結権や・軍隊の交戦権・植民地経営権・貨幣の鋳造など喜望峰以東における諸種の特権を与えられ、アジアでの交易や植民に従事し地方長官や司法官の任命権も持っていた。
オランダ東インド会社は、アジアだけでなく南北アメリカにも植民地を築いたが、各地の植民地でイギリス東インド会社と衝突し、ついには3次にわたる英蘭戦争となり、次第にイギリスより劣勢に立つことになった。

すでに「パイレーツ・オブ・カリビアン3」は東洋も舞台になることが判明しており、その辺りにもオランダ東インド会社は関係してきそうだ。

オランダ東インド会社のセットの画像

オランダ東インド会社

オランダ東インド会社

ジョニー・デップが再びジャック・スパロウを演じる「パイレート・オブ・カリビアン 2/デッドマンズ チェスト」で、ジョニー・デップと同じくティム・バートンの盟友であり、カルアーツ時代から旧知の仲であるリック・ハインリックスがプロダクションデザイナーを務めている。
彼が率いる「パイレーツ・オブ・カリビアン2・3」の美術部門(アートデパートメント)には過去にバートン作品に関わったことのあるアーティストが多数参加している。

こういったクルーの構成から考えると続編である「パイレーツ・オブ・カリビアン2:デッドマンズ・チェスト」「パイレーツ・オブ・カリビアン3:ワールズ・エンド(ワーキングタイトル)」は1作目以上にファンタジー色が濃くなることは明白だ。
そのファンタジー色が強くなることを証明するいい一例が、「デッドマンズ・チェスト」に登場するキャプテンバルボッサとその呪われたクルーたち以上に強力な悪役のヴィジュアルだ。

「デッドマンズチェスト」から登場する悪役、その名も・・・

デイビィ・ジョーンズ!!!ジョーンズと聞くとついついインディ・ジョーンズや、ノラ・ジョーンズ(ティム・バートン関連ではトム・ジョーンズかな。)を思い出してしまうが、さにあらず。デイビー・ジョーンズとは、その名を聞いただけで船乗りには恐れられる悪霊の名で、その名前は船乗りの間では一度沈んだら浮かんでこられないほどの奈落と同義語として使われるほどだ。
そのデイビィ・ジョーンズの姿は、コンセプトアートではあるが今年のサンディエゴ・コミック・コンベンションで初公開された。

davyjones_1.jpg

片手が蟹の爪、片足の義足が蟹の足、指が蛸の触手、髭も!?
こんな悪役が実際に動き回るのか!?
VFXを担当するジョン・ノール率いるILMと仕事に期待しよう。

このデイビィ・ジョーンズを演じるのはビル・ナイ。「ラブ・アクチュアリー」で老ロッカーを演じていたあの人だ。
余談だが、かの有名なデビッド・ボウイの本名はデイビィ・(ロバート)・ジョーンズで、海の悪霊デイヴィ・ジョーンズと同じ名前なのだ。

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cut_nov.jpg10月19日に発売されたCUT11月号に「パイレーツ・オブ・カリビアン2/3」のプロデューサーであるジェリーブラッカイマーのインタビューが掲載されており、2と3に関するストーリーを明かしている。

・東インド会社が港町ポートロイヤルにやってきてカリブ海の支配を始めると言う設定。彼らは海賊を片っ端から捕まえて市場を独占しようとする。

・ジャック・スパロウはブラックパール号と引き換えに、海の悪霊デイヴィ・ジョーンズと10年後に自らの魂を差し出すという契約をした。「2」ではその契約期限がやってくる。毛頭そんな気はないジャックは、その契約から逃れるためあの手この手で逃げ回る。そんな逃げるジャックを捕まえるためデイヴィ・ジョーンズは不気味な自身の部下を差し向ける。

ストーリーに関することは主にこの2つだが、インタビューでは3以降の続編についても言及されている。

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